中国に嫁いだ私の生活記

中国在住五年目(澳門→広東→江西→湖北武汉)

近况1 回中国

二ヶ月の日本滞在から中国へ戻って来て20日が経とうとしてる。

20日どころか、既に一ヶ月半以上は経過しているように感じていた。

ここでの日々はそれほどまでに色濃い。

 

日本(成田)を出発し、真夜中に経由地である深センに着く。

二歳にもならない息子と二人での旅路はなかなかキツいので、成田のチェックインカウンターで担当してくれた中国人スタッフには感謝。

20分くらい待ったけど、一番前の広々とした席を確保してくれた。しかも隣は誰もいない私たちだけの。

悠々と深センに着いた後は、予め予約しておいたホテルにチェックイン。

丽枫酒店(lì fēng jiǔ diàn)と言うチェーン展開をしているホテルで、ラベンダーを基調とした空間造りをしていて予想していた通りの素敵なお部屋だった❀

チェックアウト後はホテルの無料送迎バスに乗って空港へ。今は引っ越してしまったけど、自宅のあった江西省南昌までの飛行機に乗って二時間にも満たないフライトを。成田→深センの五時間近いフライトに比べたらなんてことない。

左隣には二人の男性乗客がいて、シートも狭くて息子もぐずったりしたものの、構ってもらったりチョコバーをくれたり、中国人の温かい面に二ヶ月ぶりに触れた時であった。

 

南昌に着いて二日後には仕事の面接のため天津へ。

久々の一人フライトはすごく気楽で、一泊二日の予定のため荷物はリュック一つ。

初めての中国北方は色々なことが南方とは違った。

タクシーがすごく綺麗だったこと、中国語が今まで馴染んできたものとは違って h や r の音が強いこと、それによりお互いの意思疎通が難しかったこと(笑)

彼らの話すことを、南方の人が言えば普通に聞き取れただろうにと何度思っただろう。

 

面接は予定時間より30分も早く着いてしまい、迷惑かもと思いつつ、帰りの飛行機のことも考えるとゆっくり面接する時間も取れないと思って面接に乗り込んだ。

董事长と一対一の、面接と言うよりは世間話に近い会話を二時間近くしていた。

日本語で進めていた面接も途中から中国語に切り替わり、温厚な董事长の人柄もあり緊張も解けて後日無事に採用となった。

大連に本社を置き、天津と武漢に支社を持っていて、私は武漢支社での勤務を希望した。

湖北省武漢は義実家からとても近いからだ。

天津支社は想像していたよりもだいぶ古く小さかった。

おそらく武漢支社はもっと規模の小さい会社だと思っているのだが、逆にそれでいい。

 

数ヶ月に渡る就活、色々あったけど最終的に縁のあった会社はまたもや中国の現地企業となった。

私自身の止まらない中国化は日系企業には向かないし、居苦しく感じるのが容易に想像できる。

以前採用を頂いた日系企業は、お給料が今の会社と同じではあるけどそれ以上の待遇は保険以外には特になく、住居も自費。

それに比べて今の現地企業は日系企業より規模も小さいけどお給料に加えて保険、住居の提供をしてくれる。年に一度の日本への往復チケットもあり。

総務の方が数日間かけてお部屋探しをしてくれ、契約したお部屋の動画を送ってくれた。

28階の超豪華なお部屋で、スイス人が以前使っていたお部屋らしく、部屋の内装はヨーロッパ風の気持ちのいい2LDK。

色々詳細を書きたいのだけど、新居が特定出来てしまうため、『長江の河を眺めることが出来る』とだけ記して終わりにしたいと思う。

今月末に引っ越しして、来月国慶節が明けてから仕事を開始することに。

 

楽しみ楽しみ ( ^∀^)